人間の脳食べるアメーバに感染10人死亡
パキスタンのお話ですが、5月以降、人間の脳を食べるアメーバ「ネグレリア・フォーレリ」による脳炎で少なくとも10人が死亡したと世界保健機関(WHO)が明らかにしました。
このアメーバは、汚染した水と一緒に鼻から体内に入り、最初は頭痛や肩凝り、発熱や腹痛など軽い症状ですが、5日から7日で原発性アメーバ性髄膜脳炎によって死亡します。
このケースはパキスタンの南部の港湾都市カラチで起こりました。
この10年で32件の感染報告がありましたが、アメーバーの存在はあまり知られていないので、ほかに感染例があっても報告されていないこともあります。
致死率が98%と非常に高いですが、幸いなことに人から人には移りません。
原発性アメーバ性髄膜脳炎はニュージーランドでも報告されていますが、実は日本でも2例報告されています。
ニュージーランドでは温泉によって感染する事があるので注意が呼びかけられています。 温泉の多い日本で感染がないのは、アカントアメーバという海外とは属性の違うアメーバーの感染だからです。
いまのところ原因ははっきりわかっていませんが、感染症は時として爆発的に流行ることがあるので注意は必要です。
不衛生な水は飲まないということを心がけましょう。
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